今年もカキツバタがA,B,C,D,E,F区の水域で美しい花を咲かせています。カキツバタは日本原産で古くから万葉集などにも詠まれています。2年前(2022年)に突然シロバナカキツバタが出現して以来年々白花が増加しています。なぜでしょうか? B区に1株あったノアザミ(在来種)が7年目にしてようやく5~6株に増えて紅紫色の花を咲かせています。昔からの日本の春の花として増えて欲しいものです。在来種のコウゾリナ、キツネアザミがほぼ全区に広がってきました。法面ではスギナが膝丈まで伸びてきて、スギナに埋まったツリガネニンジンやオトギリソウなどを保護するのが大変でした。林域Aのヒヨドリバナの新芽が数か所で無くなっていました。昨年も新芽が切り取られたような跡があったが鹿のせいでしょうか?(T)
D区でウシガエルの声を確認したので“モンドリ”を仕掛けました。3日後、1匹のウシガエルを確認、15㎝ほどの成体だったことから、池干しを逃れて越冬したものと考えられます。この日、F区ではニホンマムシ、B,C,D,E区では、アカハライモリの仕業と思われる崩れたシュレーゲルアオガエルの卵塊を確認しました。活発な生きものたちの動きを確認した5月のビオトープでした。(O)