素晴らしい秋晴れの日、素晴らしい出会いがありました。待望のアサギマダラの飛来を確認しました。ビオトープ内で芽生え、増え続けたヒヨドリバナの開花に合わせて、ようやくアサギマダラがやってきました。ヒヨドリバナの蜜には、毒性の強いアルカロイドという物質が含まれており、これを体内に取り込むことによって、鳥などの天敵から身を守り、2000kmを超えるような長距離を移動できるそうです(O)。
最大のトピックスは何と言ってもアサギマダラの飛来です。林域Aで4頭が飛来していました。念願叶って今年はヒヨドリバナが増えて、ほぼ全域で花を咲かせていました。サワヒヨドリも増えて花茎を50本ほども立ち上げていました。B区から他の区域にも広がってほしいものです。ミズオオバコの花がC区で1個、F区で9個咲いていました。果実(苞鞘)も確認できました。A区で繁茂していたアカバナが消滅してB区とF区で数本のみ花を付けていました。イネ科のコブナグサ(黄八丈の染料になる)が全域に広がり増えていました。(T)