寒中お見舞い申し上げます。本年もよろしくお願いします。
寅年最初の活動日は、前日の降雪で道路状況が心配だったが大勢のスタッフが集まり、満足のいく活動ができました。とくに、これまで避けてきた冬期の水生生物調査は、装備が揃ってきたことや、観察要領をつかんできたことなどから全域調査を試みました。4~5度の水温環境でもしっかりと生き続けている生きものを確認し、自然の神秘を再発見する出来事でした。
大勢のスタッフで賑わうビオトープには野鳥類は近づかないようですが、水生班では人気のないスタッフ集合前にカルガモペアを確認しました。また、周辺林域で冬シーズンの野鳥であるツグミを確認しました。植物班は、冬芽の話題を中心に観察しました。今年も順調にビオトープの多様性を見ることができると思います。(O)
草本の地上部はほとんどが枯れていたがゲンノショウコやスイバの紅葉、ノゲシやキランソウのロゼットが広がっていました。中でもカラスノエンドウやセイタカアワダチソウの芽生えで至る所に生えているのがよく目立つ。さすがに強い!が、早々に処分しないと席巻されてしまう。
木本類は落葉した後に冬芽を付けていました。冬芽はまだ小さくこれから成長していくのが楽しみです。特にタラノキの新芽は山菜の王様!
サワヒヨドリやヒヨドリバナの種子を周辺に散布しました。増えますように!リンドウの種子はまだ未熟な状態でした。熟すと黒色の小さな粒になります。(T)
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