千提寺ビオトープだより 2020年7月号

予定していた7月初旬の調査は大雨のため中止し、梅雨明け間近の月末にwithコロナ対応と熱中症予防を考慮した半日調査を行いました。この原稿を書いている今日、大阪では梅雨明け宣言が発表され、いよいよ日本の暑い夏が始まりました。長雨が続いたビオトープでは、ガマ類、ヨシ類の植物が勢いよく成長し始め、ビオトープの様子が大きく変化しました。池では、春の産卵ラッシュで生れた大量のオタマジャクシ、カエルの幼体を初め、35種類の生きものに出会いました。とくに、オタマジャクシを食べつくす勢いを感じるほどの、大量のアカハライモリの多さに驚きを感じました。(植物類の確認数は82種でした) (O)

上段左より:キイトトンボ、アキアカネ、クロスジギンヤンマの下唇、サワガニ28mm、アカハライモリ幼体群、アカハライモリ100mm、ヒメガムシ13mm、マルミズムシ4mm、ホタルトビケラの輝くマイホーム4.5mm、子負い中のコオイムシ20mm、捕食中のコオイムシ、ミズカマキリの眼差し、クサギの長~い雄しべ、オトギリソウ、オトギリソウの葉の黒点、本日のスタッフ。(訂正:先月号で紹介したヤマザクラは、今回調査でウワミズザクラと確認しましたので訂正します。)