風薫る5月、清々しい季節の下、第5回目の活動を行いました。
里山センターHPへの活動報告は初めてですが、昨年3月に大阪府様、茨木市様、泉原自治会様と4者で、泉原地区でのアドプトフォレスト活動の協定を結び、昨年度は5月と9月と3月に3回、今年度は4月に続いて2回目の活動でした。
★詳細は調印式の様子
我々は、6年前から高槻市の原城山地区で、同様にアドプトフォレスト活動で、竹林の保全活動を行って来ていて、そこからのステップアップとして“里山保全”の活動を行うべく、「大阪府森林組合」様「茨木里山を守る会」様のご指導の下、泉原地区での活動を始めましたが、泉原は孟宗竹の侵入が激しく、まずはその皆伐を目指して活動を続けています。
里山保全活動の中で、1回目から心掛けている事の1つが景観で、伐採した竹はすべて3mの長さに玉切りして、端を揃えてきちんと棚積みをする事により、見事なまでにきれいな棚積みとなっています。
また、昔ながらの健全な“里山”の針広混交林にすべく、侵入竹の皆伐後に広葉樹を植樹するために、「里山を守る会」様にご指導を頂いて、センターの裏手に苗畑を耕して、クヌギ、コブシ、コシアブラ等の種を植えて苗木も育てています。
今回の活動は総勢18名と、いつもより若干少ない参加人数でしたが、快晴の下、熱中症にも気を付けなければならないほどの気温となり、心地よい汗を掛けました。
活動地を4班に区分けして、それぞれの場所で竹を伐採していますが、5回目の活動ともなれば、平坦な場所がほとんどなくなり、急な斜面やスペースが狭い場所での作業が多くなってきますが、参加者みんなで声掛けをしながら、侵入竹の皆伐に向けて着実に進んでいます。
体を動かすだけでなく、昼の休憩時間には、安全や技術的な指導をして頂いている、大阪府森林組合の原田様から、恒例となっている「侵入竹をなぜ伐採するのか?」「里山保全はなぜ必要なのか?」等のレクチャーもして頂き、初参加者のみだけでなく、ベテランの参加者や、我々スタッフもとても勉強になりました。
初めての参加者も各班に分かれて、「里山を守る会」様や、高槻の原城山の活動から20回以上も参加しているベテランのサポートを受けて、初めての筍掘りも体験でき、とても満足した表情でした。
まだまだ伐採しなければならない侵入竹は有りますが、伐採が進んだスペースは見違えるほど明るくなり、林床にも光が届くようになってきました。
結果、色々な植物がどんどん生えてきて、更には生物多様性に富んだ豊かな森を目指していきます。
また、授業員やその家族の方に、この活動に参加してもらい、実際の里山に自ら触れて貰う事により、環境保全の活性化の一助になれればと願っています。
今年度はこの後、6月、9月、11月と活動を行っていく予定としています。