2日目は、実際に山に入って炭焼きに使う木を伐木しました。 朝、センターに集まってから、車に乗り合わせて竜王山まで移動しました。 笹が多い場所なので、足下がすべらないように注意して登っていきます。
まずは、木の切り方から教わりました。 木を倒そうと思う方向から水平に木の直径の3分の1程度まで切り目を入れたら、 その上から斜めに切っていって受け口を作ります。 次に反対側から切って追い口を入れ、木が受け口の方向に倒れるようにします。
斜面に生えている木を水平に切るのは、思っている以上に難しい作業です。 自分では水平に切っているつもりでも、鋸の刃先が上で手元が下になって 斜めに切っているになっていることはよくあります。 周りの人はよく見て、斜めになっていたら注意してあげます。
木が倒れたら、炭焼き窯に入る長さになるよう均等に切っていきます。 倒れた木を処理しやすいよう適当な長さに切ることを玉切りと言います。 玉切りした木は、軽トラックに積んでセンターへ持って帰りました。
午後からは、直径20㎝ほどのコナラをスタッフがチェーンソーを使って切るのを見学。 チェーンソーを使うときも、手鋸を使うときと同じで、受け口を作り追い口を入れます。
狙った方向に倒すため、木にロープを掛けて倒れそうになったらそれを引っ張ります。 ズシンと森の中に木の倒れる音が響くと、みんな思わず歓声があげました。