千提寺ビオトープだより~2023年9月号~

9月のビオトープ活動では、いつもの調査と併せて陸域部の草刈りを行いました。観察対象の植物に注意を払いながら作業を行い、眺めの良いビオトープ景観を回復させました。(O)

 

D池一面にミズオオバコの花が咲いていました。まさに「らんまん(爛漫)」です。花は大小合わせて約120個。C池4個、F池12個、合計 約136個咲いていました。観察史上最大です。(図1) 花の大きさは水深によって変わります。(表1)

 

イボクサ(ツユクサ科、在来種)がA区、D区、F区で増えていた。アカバナ(在来種)が減っていた。A区で3~4株だけ開花を確認した。ツリガネニンジン(在来種)はたくさん咲いていたが、8月の雨不足で枯れている花が多かった。ヒシ、ヒメガマ、カンガレイ、ヤブツルアズキなどが増えすぎている。適正な生態系を保持するためにも半分くらいに駆除の必要がある。(T)

ミズオオバコ
ミズオオバコ
ツリガネニンジン
ツリガネニンジン
アキノノゲシ
アキノノゲシ
ヒヨドリバナ
ヒヨドリバナ

ヤブツルアズキ
ヤブツルアズキ
イボクサ
イボクサ
コケオトギリ
コケオトギリ
アカバナ
アカバナ

タカサブロウ
タカサブロウ
オトギリソウ
オトギリソウ
ネコハギ
ネコハギ
コマツナギ
コマツナギ

サワヒヨドリ
サワヒヨドリ
ハシカグサ
ハシカグサ
ゲンノショウコ
ゲンノショウコ
ボントクタデ
ボントクタデ


(1) ミズオオバコ